兄弟姉妹の仲良し特徴、秘訣、エピソード、育てる上でのポイント、メリットについて

家族や兄弟姉妹の仲が良いというのは、とても素晴らしいことです。小さな子供のころはもちろん、成長して大人になってからも仲が良い兄弟姉妹は家族ぐるみで一緒に出掛けたりすることもあるといいます。兄弟姉妹がいる人のなかには、「なぜこんなに仲良しなんだろう」と羨ましく感じる人もいるかもしれません。「子供の頃は仲が良かったのに」なんて過去を振り返ることよりも、これから仲良くなれる可能性も考えてみるのもいいのではないでしょうか。また、兄弟や姉妹がいる子供を育てる親御さんも「仲良く育って欲しい」と願っていますよね。そんな親御さんや兄弟姉妹がいる方々に、「仲良し兄弟姉妹」について紹介します。
兄弟姉妹、仲良し特徴は?
仲が良い兄弟や姉妹の特徴のひとつに、「喧嘩をしてもすぐに仲直りをする」というものがあります。親と子供は縦の関係ですが、兄弟姉妹は横並びで対等にある関係です。上下関係はなく常に横にいる立場なので、悩み事や考えていることを親に言うよりも伝えやすいといいます。しかし、どんな兄弟姉妹でも必ず話しやすい関係なのか、というとそうとは言いきれません。兄と弟、姉と妹で上下関係を作っている場合は、遠慮や戸惑いなどがあって「話をしてもきっと馬鹿にされてしまう」と思ってしまうこともあるようです。仲良し兄弟姉妹はそのような遠慮ではなく、信頼があるので喧嘩をしてもすぐに仲直りをすることができるのです。また、「いつでも一緒に行動している」というのも特徴のひとつです。子供の頃は誰とでもすぐに仲良くできたけど、思春期を迎えるころには家族と一緒にいるのは恥ずかしいと感じるようになります。それは成長する段階で当たり前のことだと考えられますが、仲が良い兄弟姉妹は友人と遊ぶよりも家族と一緒にいるが楽しいと感じるそうです。
兄弟姉妹、仲良しの秘訣は?
兄弟や姉妹が仲の良いまま育つ秘訣はいくつかありますが、その中でも「お互いに干渉しすぎないこと」は大切だといわれています。仲が良いのならなんでも話し合うことができるでしょ、と思う人もいるかもしれません。ですが、子供同士でも成長するにつれて「すべてを話せること」は減っていくものです。小学校に入学しただけでも、お互いにそれぞれの生活環境というものができあがっていきます。中学生、高校生と成長するにつれて距離が空いてしまうこともありますよね。そのとき、「寂しいから」といって無理やり兄弟や姉妹の生活に入り込まないのが仲良しのままいられる秘訣だといえるでしょう。お互いになんでも話し合える関係性を続けながらも、相手の自立の邪魔をするようなことをしないのも大切です。相手の立場を尊重することでお互いに思いあうことができるような関係性を保てるのも、仲良しの秘訣だということです。
兄弟姉妹仲良しエピソードは?
仲の良い兄弟姉妹は、子供のころはもちろん成長して大人になっても仲良しエピソードがありますよね。たとえば、年齢が少し離れた兄と弟のお話が印象に残っています。小学校から帰ってくると同時に、「兄ちゃん帰ってきたよ!一緒に遊びたくて走ってきたよ!」とベビーベッドへ寝ている弟に話しかけていたそうです。赤ちゃんだった弟も、いつも話しかけてくれるお兄ちゃんが大好きなのか笑顔で答えていました。弟が成長して小学校に入学した現在、お兄ちゃんはすでに中学生です。難しい年頃で弟を煙たがるのかと思いきや、「兄ちゃん、あのね!」と小学校であったことをなんでも話をしようとする弟と仲が良いそうです。私の近所の家の兄弟なのですが、いまでも「兄ちゃん、兄ちゃん」と弟がお兄ちゃんと嬉しそうに歩いているのを見かけることがあります。兄が弟を赤ちゃんの頃から可愛がっていたことが分かっているので、弟はお兄ちゃんにはなんでも話しているといいます。仲良しの姉と妹を持つ友人は、社会人になった現在も姉妹で一緒に温泉などに行くことがあるということです。仲が良い兄弟姉妹は、子供でも大人でもお互いを大切にしていることがわかります。
兄弟姉妹、仲良しに育って欲しい!気をつけるポイントは?
兄弟や姉妹を仲良しに育った親御さんは、「差をつけない・比較しない」ということに気をつけているといいます。兄弟姉妹のどの順にいても、子供は得意なもの苦手なものがあります。そんな個人の得手不得手を考えずに「お兄ちゃんはできるのに」と比較したり、「妹は可愛らしいのに」とコンプレックスを刺激するようなことを言ってはいけません。子供は親や周囲の大人がまだ世界であり、成長する段階で自分自身のことについて理解していきます。勉強もスポーツも、得意なものや苦手なものは誰だってありますよね。自分に自信を持っているかということも、兄弟姉妹が仲良くできるポイントのひとつです。兄を褒めたら弟の良いところも褒める、妹を褒めたら姉の良いところを褒めるなど、一方だけを贔屓したよう言動は避けましょう。たとえば、年齢が離れた兄弟の場合はまだ赤ちゃんの弟に時間を取られがちになりますよね。そこで、ときどきお兄ちゃんと二人で出かけるなど「あなたのことも見ているよ、大切だよ」と伝えられる時間を持つことです。そうすれば、「弟にばかりかまって自分はどうでもいいのだ」と傷つくも減り、弟へ向けられる愛情も育って行くでしょう。
兄弟姉妹、仲良しのメリットは?
兄弟姉妹が仲が良いといろいろなメリットがあります。まず、「成長する段階で手本となる人物がいる」ということです。仲が良い兄弟や姉妹がいると、相手の良いところを真似をするので「これは良くないことである」と早い時期に理解できます。悪いことをすれば、親よりもまず兄や姉に叱られるので、それも手本となっているのかもしれません。また、仲が良いからこそ喧嘩をしてしまうこともありますよね。素直に自分の気持ちを伝える大切さと、思い通りにならないこともあるという結論を知ることができます。そんな風に家族に横並びで常に対等な人間がいることで、人生で一番大切な「誰かを守ることの大切さ」を教えてもらえるのも兄弟姉妹の仲が良いことのメリットでしょう。
まとめ
仲が良かった兄弟姉妹も、成長すればそれぞれに独立して家庭を持つこともありますよね。そんな風に成長しても、家族ぐるみで仲良く過ごしている兄弟姉妹が「仲良しのまま」でいられるのは理由がありました。お互いを思い合って、きちんと気遣いができる環境を維持するために努力することを負担に感じない関係が大切です。そんなことを言っても大人になってからじゃ難しい、という方もいるでしょう。子供の頃のように素直になんでも話せる関係でなくなっても、子供のころのようにお互いを尊重し合うために成長することは大人になってもできます。仲良し兄弟姉妹になることができれば、楽しいことあたくさん増えていくでしょう。
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