東京ドームでのライブ観覧を検討していると、「着席ブロック(着ブロ)」という言葉を見かけることがあります。
この記事では、着席ブロックの定義や座席配置の傾向、倍率や当選のコツ、申し込み〜当日確認の流れ、メリットとデメリットを詳しく解説します。
最後に、ライブ当日に役立つ持ち物の注意点として「推しカラーの双眼鏡(望遠鏡)」の重要性と、ドーム近くのホテル事情についてもアドバイスを付け加えています。
東京ドームの着席ブロックとは?特徴と利用できる人
東京ドームでライブやコンサートを観覧するときに耳にすることが多いのが「着席ブロック(通称:着ブロ)」という特別な座席エリアです。
これは通常のスタンド席やアリーナ席とは異なり、立ち上がって声援を送ったりジャンプをしたりせず、あくまで座ったまま鑑賞することを前提としたブロックを指します。
主に小さなお子様連れのファミリー、高齢者、体調に不安のある方などが安心して観覧できるように設けられた仕組みですが、特定の条件があるわけではなく、誰でも申し込むことができます。
そのため「立ち上がる体力がない」「ゆったりと集中して見たい」という理由で一般のファンも着席ブロックを希望することがよくあります。
着席ブロックの最大のメリットは、観覧中に前の人が立ち上がって視界を遮るリスクが低く、落ち着いた環境でステージを楽しめる点です。
特にジャニーズの公演のように熱狂的なファンが多いイベントでは、通常席とは異なる静かな観覧環境を求める人に人気があります。
安全性も重要なポイントです。
子ども連れであれば周りに気兼ねなく観覧でき、高齢者や妊娠中の方は長時間立ち続ける負担を避けられます。
ただしルールとして基本的に「立ち上がっての応援は禁止」であり、曲によっては一体感を求める派のファンにとって物足りなさを感じることがあります。
また、着席ブロックは座席数が限られているため、当選倍率が高くなる傾向があります。
このように着席ブロックは「落ち着いて鑑賞したい人」に向いた配慮席であり、多様な観客ニーズに応えるための重要な座席形式です。
東京ドームの着席ブロックの場所と座席位置
着席ブロックは公演ごとに配置が変わるため固定位置はありませんが、一般的な傾向があります。
多くの公演で着席ブロックはスタンド席の前列や2階スタンド席、バルコニー席、エキサイトシート周辺などに割り当てられることが多いです。
これらの位置は、座ったままでもステージ全体や演出を見やすくするために選ばれます。
1階スタンドの前列が着席ブロックに設定されると、前を気にせず比較的近い距離で鑑賞できます。
2階スタンド席は会場全体を見渡せる利点があり、座っていても視界が確保されやすいです。
バルコニー席やエキサイトシート周辺は座席の配置がゆったりしており、落ち着いて観たい方に適しています。
ファンの間では「22ゲート」や「11ゲート」といった入場ゲート番号が着席ブロックと関連づけられて話題になることがあります。
過去の公演ではこれらのゲートが着席ブロック入口として使われた事例があり、SNS上で推測に使われることがあります。
ただしゲート番号と着席ブロックの紐づけは公演によって異なるため、確定情報ではなくあくまで目安です。
座席位置の最終確認はチケットの座席案内や会員サイトの座席表示で行うのが確実です。
公演初日の3日前から会員サイトで座席情報が確認できるケースが多いため、そのタイミングで自分の席が着席ブロックかどうかをチェックしましょう。
また、着席ブロックは周囲の観客が座っているため動きが少なく、子連れや高齢者連れでも安心して利用できる配置となっています。
東京ドーム着席ブロックの倍率と当選のポイント
着席ブロックは座席数が限られているため、倍率が高いことが大きな特徴です。
特にジャニーズや人気アーティストの公演では応募が殺到するため、他の席種以上に当選が難しくなります。
着席ブロックに申し込める人は誰でも申し込める点が倍率を上げる要因です。
体調面や子連れなどの事情がある人だけでなく、「落ち着いて観たい」という理由で一般のファンも希望するため、需要が集中します。
東京ドームの総収容は数万人ですが、着席ブロックに割り当てられる席数は数百席〜千席程度に留まることが多く、全応募者に対する割合は非常に小さくなります。
そのため「着席ブロックは当たりにくい」と感じる人が多いのです。
当選確率を少しでも上げるための工夫としては、まず申込時に必ず「着席ブロック希望」を明記することが基本です。
着席ブロックを希望しないと抽選対象になりませんので、申込フォームのチェックを忘れないようにしましょう。
また、ファンクラブ先行での応募が最も有利とされることが多いです。
一般抽選で着席ブロックがそもそも設定されない場合もあるため、可能ならばファンクラブ先行で狙うのがベストです。
複数公演に分散して応募するのも有効です。
平日公演や地方日程を含めて幅広くエントリーすると、当選のチャンスを分散できます。
とはいえ確実に当てる方法はなく、あくまで確率を上げる工夫に留まる点は理解しておきましょう。
当選結果の確認は通常の当落発表に続き、公演初日の3日前から会員サイトなどで座席情報が確定表示されるケースが多いです。
その表示に「着席ブロック」と明記されていれば当選確定です。
東京ドーム着席ブロックの申し込み方法と確認の流れ
着席ブロックを希望する場合は、申し込み時に必ず「着席ブロック希望」の選択または明記を行ってください。
一度通常席で申し込んでしまうと後から変更できない点に注意が必要です。
申し込みはファンクラブ先行やプレイガイドの通常応募と同様の流れで行われます。
応募フォーム内に着席ブロックの選択肢がある場合はチェックを入れることで抽選対象になります。
当落発表は開催主催者やチケット販売業者の通常スケジュールに従いますが、座席の「着席ブロック」表記は公演初日の3日前から会員サイト等で確認できることが多いです。
座席案内で「着席ブロック」と明記されていると、その席が着ブロであることが確定します。
また、チケットに記載された入場ゲート番号からおおよそのエリアを推測することができます。
過去の事例では22ゲートや11ゲートが着席ブロック入口として使用されたことがあり、当選者がSNSで共有する例もあります。
ただしゲート番号は公演ごとに異なるため、ゲート番号のみで確定的に判断するのは避けましょう。
当日は指定ゲートから入場し、案内スタッフの指示に従って席に着くだけで特別な手続きは不要です。
なお、着席ブロックに申し込む際はキャンセルや座席種別の変更ができないケースが多いため、同行者と希望をそろえて申し込むことをおすすめします。
東京ドームで着席ブロックを選ぶメリット・デメリットまとめ
まずメリットです。
着席ブロックの最大のメリットは、座ったまま快適に観覧できる点です。
視界が安定するため前の人に遮られず、子ども連れや身長が低い人でもステージを見やすくなります。
また体力的な負担が少ないため、高齢者や妊婦、体調に不安のある方にはとても助かる設計です。
落ち着いて演出や歌を堪能したい人にも向いています。
一方、デメリットも明確です。
着席ブロックは立って盛り上がることができないため、ライブの一体感を強く求めるファンには物足りなさを感じさせる場合があります。
また着席ブロックの配置が必ずしもステージに近いとは限らず、席によっては距離を感じることもあります。
そして最も現実的なデメリットが「当選倍率の高さ」です。
座席数が限られているため、特に人気公演では当選確率が低くなります。
以上を踏まえて、着席ブロックは「快適さ」「安全性」「落ち着いて観たい」ことを優先する人にとくにおすすめです。
まとめ:誰におすすめか・持ち物・宿泊の注意点
東京ドームの着席ブロックは、安心して座ってライブを楽しみたい人に向いた席です。
具体的には、小さなお子様連れのファミリー、高齢者、体調に不安のある方、そして演出や歌を落ち着いて楽しみたい人に特におすすめです。
一方で、会場全体で立って盛り上がりたい人や、アクティブに応援したい人には向きません。
ライブ当日に必ず持って行きたいアイテム
東京ドームは大規模会場のため、ステージとの距離を感じる席もあります。
そのため双眼鏡(望遠鏡)は必須アイテムです。
推しの表情や細かい演出を逃さないために、倍率のある双眼鏡を用意しておくと安心です。
また、推しカラーの双眼鏡を持参すると気分が上がり、写真撮影や思い出にもなります。
公式ペンライトや飲み物、携帯のバッテリーなど基本的な持ち物も忘れずに準備しましょう。
宿泊は早めの確保を強くおすすめします
東京ドーム周辺には東京ドームホテルをはじめ、後楽園・水道橋エリアに多数の宿泊施設があります。
しかし人気公演の際はライブ直前に宿が満室になりやすく、当日または直前の予約では取れないことが多いです。
特にジャニーズのような人気公演では、数か月前からホテルが埋まり始めることがあります。
そのためチケット当選がわかったら、できるだけ早めに宿泊先を確保することを強くおすすめします。
遠方からの参戦であれば、ホテル確保の有無がその日の快適さに直結しますので油断せず予約を押さえましょう。
着席ブロックは当選が難しいですが、当たれば安心して快適に観られる貴重な席です。
双眼鏡や推しカラー小物を準備し、宿泊を早めに押さえることで、東京ドームでのライブ体験をより良いものにしてください。

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